革新主義的保守
安倍晋三宰相論
著者 末次俊之
判型:B6判・並製・320ページ
発行日:2013年7月25日
ISBN:9784904180303
定価:2,300円+税
2012年12月26日、「近いうち解散」の後の総選挙の結果、自民党の安倍晋三総裁が第96代の内閣総理大臣に選出された。退陣した首相の再登板は、戦後の首相では、1948年の吉田茂以来のことである。
本書は、岸信助を祖父に持つ安倍晋三について、生い立ち、祖父及び父からの影響の下での思想形成過程、行動パターン、政治経歴などをレビューしている。また、安倍晋三のいわゆる「革新主義的保守」の姿勢に基づく「対米認識」、「憲法改正」、「教育改革」、「国民投票法」等に関する基本的な考え方を総括している。その上で、第一次安倍内閣の業績を詳しく述べている。
安倍晋三首相と第二次安倍内閣の今後の動向を理解する上で、最も基本的な解説書として有益な一冊となろう。
尚、補論として民主党政権の3年間を総括し、民主党最後の野田佳彦首相についても考察を加えている。
著者:末次 俊之
1977年 山口県下関市に生まれる
2002年 明治大学政治経済学部卒
2011年 専修大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)
2012年 専修大学法学部 非常勤講師
現在 専修大学法学部 助教
(著作)
『リンドン・B・ジョンソン大統領と「偉大な社会」計画』
(専修大学出版局、2012年)日本臨床政治学会賞受賞
(共著)
『ティーパーティー運動』(東信堂、2012年)
『現代日本宰相論』(龍溪書舎、2012年)
『民主党政権論』(学文社、2012年)他
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