Sherry
Unfolding the Mystery of Wine Culture
著者:中瀬 航也
判型:A5変形判・上製・264ページ
発行日:3月末
定価:2,500円(税別)
シェリー酒研究の第一人者
中瀬航也が14年ぶりに放つ書下ろし
2003年「シェリー酒」(PHPエル新書)を出してから、14年。著者はシェリー酒に魅せられ、専門に研究して凡そ20年になるが、本書はその集大成ともいえる書。
一般的な洋酒の本と違い、本書はシェリー酒を中心に置きながら、それにまつわる宗教、歴史・地理、社会科学、自然科学、産業、芸術・生活など多岐にわたる視点からシェリー酒を点描、易しく解説し、その各場面でのエピソードなども紹介しています。シェリー酒入門の読者も楽しめる1冊です。
【本書の内容】
はじめに
第1話 シェリー酒って何?/第2話 シェリー酒とはスペインのアンダルシア地方 へレスの周辺で造られる白ワインの一種/第3 話 マデイラやポートと並び精強化ワインに分類される/第4話 大航海時代に最も重要なワイン/第5話 透明で辛口なマンサニージヤやフイノ/第6話 琥珀色のアモンテイリヤ一ドやオロロソ/第7話 極甘口のモスカテルやペドロ・ヒメネスなどのタイプ/第8話 ブレンドしたもの シェリー味のチヤート/第9話 フロールと呼ばれる独特の酵母/第10活 ソレラ•システムという独特の熟成/第11話「シェリー」は英語名 産地スペインでは「ヘレス」と称される/第12話 食前酒として広く知られているが食事中や食後に向いたものもある/第13話 英国ではシェイクスピアの数々の作品に登場するほど古い/第14話 フランスの作家メリメまたはビゼーの『カルメン』/第15話 日本には江戸時代1611年にもたらされたのが最古の記録/第16話 輪入は横浜開港の頃からあった/第17話 宮中では食前や食中お茶会などにシェリーが供される/第18話 テイオ•ペペ(辛口)/第19話 ドライ•サック(中甘口)/第20話 ブリストル•クリーム(甘口)/第21話 ワイナリーはボデガと呼ばれ貯蔵•熟成のみをする会社もある/第22話 生産される約7割が輪出/第23話 ストレートで飲まれるがロックやソーダ割りカクテルや料理の材料などにも/第24話 スコッチ•ウイスキーの熟成にはシェリー樽が用いられてきた/第25話 近年のバル•ブーム/あとがき
著者略歴:
1971年東京生まれ。旅行専門学校卒業後、飲食業に入り、ワイン業界からシェリー酒への興味を持つ。1994年より2005年まで銀座のシェリー酒専門店「しぇりークラブ」にて店長を務め、シェリー酒&ハモン・イベリコ輸入商社「シンポフーズ」の営業・企画等を経て、2014年より東京五反田でBar Sherry Museumを開店。ベネンシアドール公式認定保持者。
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