自己安定・自己組織システム ―秩序進化のシステムー
著者:伊藤重行
判型:B6判・166ページ
発行日:2012年4月1日
ISBN:9784904180181
定価:2,000円+税
政治・経済・科学・文化のあらゆる面で、人6類は歴史的に見て絶えず変化し生長する過程の中で、自らの維持・安定を図る側面(自己安定)と、新たな変化に対応しようとする側面(自己組織)を繰り返しながら、進化してきた。
この「自己安定・自己組織システム」について、本著において筆者は、新しい存在論・認識論として、独自の見解を展開している。先ず、「自己安定・自己組織システム」の定義から説き起こしたのち、これを次の六つの事例を引用しながら解説している。「アジア太平洋地域の自己安定・自己組織」、「ジョン・万次郎-日米関係における自己安定・自己組織」、「戦略国家としての米国の自己安定・自己組織」、「米国の国民性についての自己安定・自己組織」、「アジア太平洋の自己安定・自己組織者としての大来佐武郎」、「麻生太郎のアジア外交における自己安定・自己組織」。
自己安定・自己組織システムを、システム哲学として新しい哲学であることを例証しようとする筆者の意欲的な最新作である。
著者紹介
1943年 北海道生まれ
明治大学大学院政経研究科博士課程修了
経済学博士号取得(九州大学)
博士(政治学)取得(明治大学政経学部)
藍綬褒章受章
現在:九州産業大学経営学部・大学院教授
専攻:政治学
主著:釧路湿原の聖人・長谷川光二―永遠なる人間像(学文社、2005年)
ホワイトヘッドの政治理論(学文社、2008年)
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