脱占領時代の対中政策
~戦後の日本は中国とどう向き合ったか~
著者 小山展弘(こやまのぶひろ)
判型:B6判・320ページ
発行日:2012年11月8日
ISBN:9784904180235
定価:1,500円+税
本書は、「対米自主」の性格を持っていたといわれた、鳩山内閣、石橋内閣、岸内閣の対中国政策について、そのほとんどは12年前(著者の院生時代)に書かれたものであるが、現下の対中(対外)関係を強く憂慮、公刊となった。
著者は述べる、「1950年代の政治家達…アジア・太平洋戦争を生き抜き、戦時体制の中で信念を貫き、敗戦を乗り越えて復興を果たしてきた、強靭な精神と豊富な経験を持った政治家達、議会政治への揺らぐことなき信頼を持ち、どの他国からも精神的な独立を目指し、国内のナショナリズムを満足させつつも、リアリズムに基づいて国際政治の均衡点を探ろうとした政治家達…、彼らの熟達したぎりぎりの判断、行動、政策を見るとき、現代の一部に存する勇ましいだけの外交論は、稚拙であり、一時的な自己満足を齎すことにしかならないものと思われる。自国の立場だけを声高に主張するだけでは何事も解決しない。」
当書籍に流れるものは、政治家でもある著者の「健全なナショナリズムの育成、健全な国民意識の醸成」という政治信条の一つなのだろう。誠に時宜を得た1冊と言える。
著者紹介
小山展弘(こやまのぶひろ)
1975年 掛川市(旧小笠郡 大須賀町)生まれ、磐田育ち
1994年 静岡県立 磐田南高等学校 卒業
1999年 早稲田大学 政治経済学部 政治学科 卒業
2001年 早稲田大学大学院 政治学研究科
修士課程 修了(政治学修士)
2006年 松下政経塾 入塾
2007年 民主党静岡県第3区総支部長 就任
(松下政経塾を自主退塾)
2009年 第45回衆議院議員選挙にて初当選
磐田市在住 専門書↑
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