「投資家に捧ぐ」 株価サイクルと景気サイクルの 謎を
解き明かす貸借対照表
著者 中野 雅弘
判型:B6判・176ページ
発行日:2013年4月15日
ISBN:9784904180266
定価:1,714円+税
渾身の力作!
日系証券会社、外資系証券会社及び資産運用会社での32年にわたる著者の日本株式に関する経験と知識を基に発展させた独自の理論を豊富なグラフ、図、表を用いることにより、一般読者にも分かり易く解説した力作。昨年末の政権交代以降、アベノミクスに対する期待から東京株式市場は戻り高値を更新中であるが、著者は「新政権は日銀による市場への資金供給を強調し続けているが、投資家はこれによる株高効果を過度に期待すべきでない」と警告を発している。その論拠がこの1冊に集約されている。
【本書の視点】
約16~17年の景気循環の複合サイクルの中で起きる貸し手と借り手の貸借対照表の変化を通じて、株価の過去・現在・未来を考察する。
【本書の目次】
第一章 景気循環から株価のサイクルを予測する
第一節 内閣府の景気動向指数と株価
第二節 日銀短観の業況判断指数と株価
第三節 基本的な景気循環のサイクルとそのGDPの構成要素としての解釈
第四節 基本的な景気循環の複合サイクル・アプローチ
第五節 景気循環の複合サイクルと株価および地価
第二章 株価に関する定説を検証する
第一節 企業業績と株価(企業の貸借対照表によるアプローチ)
第二節 金利と株価(政策金利と景気循環と株価)
第三節 債券と株価(市場金利と株価)
第三章 主体別の貸借対照表から株価の転換点を予測する
第一節 民間企業の現預金の変化と株価
第二節 民間企業の現預金の減少と日銀の貸借対照表の負債の部
第三節 日銀のハイパワード・マネーと為替、消費者物価、株価
第四節 銀行の貸借対照表と逆イールドカーブと株価
第四章 景気循環の複合サイクルと貸借対照表のサイクルから何が見えるか
第一節 貸借対照表は時間軸で伸縮する
第二節 景気循環の複合サイクルと貸し手と借り手の貸借対照表
第三節 バブル崩壊後の欧米
著者紹介
立教大学経済学部経済学科卒。山一証券株式会社に8年間勤務後、外資系証券会社および外資系資産運用会社複数社に通算24年間勤務。支店営業、金融法人営業、年金営業を経験。2012年11月に外資系資産運用会社を希望退社後、本書を執筆し、現在に至る。
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