ひきこもりと発達障害
“彼ら“はどう生き どう扱われたか
―文学に刻まれた心情を探るー
著者:鈴木 信子
判型:四六判・並製・164ページ
発行日:2015年8月28日
ISBN:9784904180501
定価:2,000円+税
ひきこもりを取り巻く高年齢化、「親亡き後」という迫りくる難題、
現実社会に潜むアポリアを明らかにし、警鐘を鳴らす渾身の書下ろし
彼ら「ひきこもり」や、「発達障害」などのような特徴を持つと思われる人々は、現在のように社会問題化するずっと以前から、いくつかの文学作品の中に登場してきた。〝彼ら〟登場人物の独特な特徴は、鋭い観察眼を持つ作家たちによって、より際立った形で描写され文学作品となって世に出されてきた。・・・・文学作品の主人公たちは、現実のひきこもりたちの心情を代弁してくれるのだ。・・・本文より
ひきこもりや発達障害の人たちが、世間から追いやられることなく、また無用な火花を散らしたり負担を強いられたりすることなく、〝彼ら〟なりの人生を送れることを心から願う。
著者 あとがきより
【著者略歴】
鈴木 信子(すずき のぶこ)
1971年 宇都宮市生まれ。
1990年 栃木県立宇都宮女子高卒業。
1994年 慶應義塾大学文学部卒業。
1995年 報道記者として地方紙に入社。地域報道部やくらし文化部に所属し、社会問題を中心に取材。連載も多く執筆した。
2012年 発達障害に関する大型連載にて、「科学ジャーナリスト大賞2012」(日本科学ジャーナリスト会議選考)大賞受賞。
同年 フリーランスに転身。
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